Q & A

HOME | Q & A

診療に関するご質問

受診には予約が必要ですか?

予約がなくとも診療は可能ですが、予約の患者様が優先となるため予約を取っていただいた方が、待ち時間が短くなります。また、事前に症状などをお聞きすることで、当院の診療の適応となならない場合には他院をご紹介することもできますので、できれば受診前に電話でご相談ください。
Q: メールでの診療予約は可能ですか?
言語障害や難聴、日本語が話せない、あるいは海外に在住の患者様にかぎり、メールでの診療予約を受け付けています。詳しくは、こちらをご確認ください。

健康保険が使えますか?

当院は保険医療機関であり、保険診療を行なっています。なお、一部の手術と装具の販売に関しては、保険外となるものがあります。また、労災保険や自賠責保険による診療も行っていますが、事前に労基署、保険会社への連絡が必要な場合があります。詳しくはお電話でお尋ねください。

治療は、手術しか行っていないのですか?

当院は、”手外科”を専門とする整形外科クリニックです。整形外科の治療は、その名の通り手術になります。しかし、ほとんどの傷病は手術を行わなくとも自然に治癒するため、そのような傷病(例えば変形のない骨折、完全な靭帯の断裂を伴わない捻挫や軽症の腱鞘炎や手根管症候群など)においては手術を行わずに自然に治りやすくするための”保存的管理”を行います。
 手術を行うことにより、より早く、より良く治すことができる、あるいは手術を行わないと症状を改善できない状態の傷病に対しては、手術をおすすめしています。手術の適応に関しては、専門家として厳格に診断を行なっております。手術の代替え治療として、医学的に効果が不明、あるいは効果がないと考えられる”治療”をおすすめすることはありません。

肩は診てもらえますか?

肩関節は『手の外科』の専門外です。一般整形外科あるいは『肩関節』専門の医師を受診されることをお薦めします。

上肢以外の部位の診察・リハビリは受けられますか?

当院はクリニックの造りから検査機器の選択まで『手の外科』の診療に特化しており、他の部位の検査や治療は行えません。リハビリも、上肢の機能回復に必要な『作業療法』を専門的に行いますが、下肢の筋力訓練や歩行訓練などの『理学療法』や牽引療法や温熱治療などの『物理療法』は行っておりません。

MRI検査は、受けられますか?

MRI検査は、当ビル1階のセントラルCIクリニックにて撮影していただきます。MRI検査は、観たい病変に撮影条件を合わせないと撮っても何も写らない検査ですので、事前に診察を受けていただき、検査部位と疑う病変を伝えて撮影していただき、当院の再来日に合わせて予約をお取りして、撮影当日に結果をご説明しています。

小児の手術は可能ですか?

小児の手術の可否は、本人の協力が得られるかどうかに掛かっています。全身状態に問題がなくとも、麻酔の注射を嫌がって暴れたり、手術中に泣いて動くようであれば安全に必要な手術操作を行えなくなります。小学生以上で、極度に注射を怖がったりしなければ、通常手術は問題なく行えますが、幼児や、怖がる小児には、麻酔クリニック(大通西16丁目)で全身麻酔下に日帰り手術を行なっています。

貴院で老化現象と言われてショックを受けました・・・

中高年の患者様の指関節痛の原因のほとんどは変形性関節症によるものです。変形性関節症は病気ではなく、加齢に伴う関節の”退行変性”ですが、わかりやすく言うと”老化現象”となります。へバーデン結節やブシャール結節という名で呼ばれることもありますが、同じものです。
 関節症が始まる40代の患者様のなかには、時に”老化現象”と言うと憤慨される患者様がいらっしゃいます。ただ、ほとんどの患者様からは、『ハッキリ言ってもらってよかった』『原因が分かってほっとした』『対処法がわかった』という声が聞かれます。はっきり『老化現象です』とお伝えするのも『治療は手術しかない』とお話しするのも、お身体の状態を知っていただき、手術しなくともよい状態となるように努力していただきたいという一心からです。
 変形性関節症による関節痛は、無理をしなければ、ほとんどが自然に軽快しますが、変形・可動域制限や不安定性による機能障害が高度な場合には、手術をおすすめしています。

紹介に関するご質問

他院で診察を受けたのですが、紹介状がなくても診てもらえますか?

他院で診察を受けた後に当院で治療を希望される患者様は、前医からの紹介状(診療情報提供書)とレントゲンやCT, MRI検査のコピーをお持ちいただくことによって、再検査に掛かる時間と費用を節約出来ます。前医の受診後間もなく当院を受診される方は、前医に紹介状の作成をご依頼下さい。

他院で手術をすすめられたのですが、手術はできますか?

手術の要否の判断は、多くの場合は絶対的なものではなく、掛かられた病院や医師により変わり得るものです。症状、傷病の重症度や経過のほか、患者様の全身状態や合併症、年齢や職業などにを考慮してもっとも良いと考えられる治療をお薦めしますが、前医の判断とは異なる場合があります。

他院で手術を受けたのですが、リハビリを受けられますか?

もちろん、行えます。ただし、前医からの紹介状(診療情報提供書)が必要です。傷病名と手術名が分かっても、行われた手術の詳細(展開の方法、損傷の状態、修復の方法、修復後の強度や安定性)が分からないと適切なリハビリが行えないばかりか状態を悪化させてしまう可能性もあります。

他院で骨折の手術を受けたのですが、抜釘は行えますか?

再手術が必要であるのもかかわらず、前医が閉院した、あるいは遠方で受診出来ない等のやむを得ない事情がある場合や、前医からの紹介状がある場合に限りお受けします。手術の後には局所において組織が癒着したり瘢痕組織が形成されたりしており、また手術操作により解剖学的構造物の位置関係が異なっていることもあります。このため初回手術よりも手術操作が困難である場合が多く、合併損傷を引き起こさないためには初回手術に関する詳細な情報が必要であるため、まず前医に相談していただくことをお薦めします。

他院で治療を受けていたのですが、継続して治療を受けられますか?

もちろん、行えます。前医からの紹介状(診療情報提供書)をお持ち下さい。ただし、治療(投薬、注射、リハビリ)の必要性ならびに方法に関しては当院での診察の結果をもとに判断致しますので、前医と同じ治療を行えないことがあります。

他の診療科から投薬のみの治療を受けているのですが、薬を処方してもらえますか?また診察なしに投薬を受けられますか?

診察を行わずに投薬を行うことは法律により禁止されていますので、処方の際には必ず診察を受けていただきます。また法律は同時に漫然とした投薬の継続を禁止していますので、投薬に際してはその効果と必要性について検討を行い、必要があると判断されるもののみ処方致します。この観点から、専門外の傷病に対する投薬(降圧剤、睡眠薬等)については必要性の判断が出来ないため処方を行いません。

他院で治療中なのですが、診断書を書いて貰えますか?

当院では前医の診断・治療内容について証明を行うことは出来ませんので、当院初診時の検査結果にもとづき新たに発行することになります。また、当院受診前の過去にさかのぼって休業の必要性や就労の可否等について診断・証明することは出来ませんのでご理解下さい。

他院でリウマチではないと言われたのですが、また血液検査が必要ですか?

関節リウマチは、全身の関節に炎症を起こす慢性疾患です。”指が痛い””指がこわばる”という症状は、必ずしもリウマチの症状であるとは限りません。当院を受診される患者様の多くが他院でリウマチの検査を受けて『リウマチではない、と言われた』とおっしゃいますが、リウマチには診断基準があり、診断基準を満たさない状態で検査を行うことは、ほとんど無意味です。リウマチの症状が続く場合には、血液検査を繰り返し行うことで陽性となることも珍しくありません。当院では、診断基準に照らして厳格に診断を行った上で、血液検査を行ったり、膠原病の専門医を紹介したりしています。

保険に関するご質問

警察用診断書の治療見込み期間が実際よりも短いのですが?

警察用の診断書には治療見込み期間を記載することになっていますが、これはあくまでも傷病の重症度の指標であり、実際の治療に要する期間ではありません。例えば、どのような骨折でも治癒には通常3ヶ月以上を要しますが、その部位・数・程度により生活に与える影響に差があるため、重症度が異なります。一般的に指の骨折よりも腕の骨折の方が重症であると見なされます。なお、この治療見込み期間が実際の治療に影響することはありませんのでご安心下さい。

ケガや手術が生命保険の給付対象になるでしょうか?

生命保険に付随する特約により外傷や手術に対して給付金が支払われる場合がありますが、患者様の保険の契約内容は当方では調べることが出来ませんので、給付の条件は保険証書でご確認下さい。内容が不明な場合には、保険会社にお問い合わせ下さい。